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家族の多様性と絵本

絵本

子どもの置かれている状況や家族のありようは、時代と共に変化している。

英米では最近は、家族のあり方の多様性を子どもに知らせることが重要だと考えられており、啓蒙的な児童文学や絵本も数多く出ている。

Susan Kuklin による Familiesというアメリカの写真絵本がある。

2006年に初版が出たこの絵本には、ひとりっ子の家族、子どもの多い家族、国際結婚による多文化の家族(アメリカと日本、ドイツとフィジー、プエルトリコとドミニカなど)、親が離婚・再婚した家族、障碍者のいる家族、実子のほかに養子のいる家族、独身女性が中国から養子を迎えた家族、父親二人の家族、母親二人の家族など、実に多様な家族を紹介するとともに、ここに登場するどの子も「愛されていて、安心できる居場所がある」と感じており、それぞれの家庭があたたかい雰囲気を持っていたと、著者は前書きで伝えている。

国連の統計で2011年の婚姻率と離婚率を見ると、アメリカは婚姻率6.8で離婚率が2.8、イギリスは婚姻率4.5で離婚率が2.1なので、離婚する割合が非常に高いことがわかる。

そうした国の作家たちは、変貌する家族像に合わせて子どもに寄り添う作品を書いてきた。

日本ではまだまだ多様な家族像を描く絵本や児童文学は多くない。

引用:さくまゆみこ

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