オーガズム反応

オーガズム反応

『オーガズム』

オーガスムとは、性行動の一連の営みで迎える性反応の最大にして得られる極致感とでもいえよう。これは、Masters & Johnsonが(1966) “Human Sexual Response”の中で克明な報告がある。静止期(平静状態)から性的反応の始まりである興奮期、性的刺激によりイニシエィトされる。その興奮期から一時期、プラトウな状態の平坦期(高原期)に入る。平坦期に入ると、性的緊張を一層強化させるためのそなえといえる最も重要な時期といえよう。有効な性的刺激の強さとその時間、そしてその高まりを増大させようとする個々人の意思によって異なる。

その時期の中で、ある大きな高まりが引き金となって、オーガスム期という極致感が得られる。このオーガスム期は、性的刺激によって引き起こされた血管の充血、筋肉の緊張、連縮という現象が起き、極度の肉体的、精神的緊張を迎えるのだ。そして、その消失する時期までを指す。次に、その余韻を悦楽する時期ともいえる消退期を迎える。

『男性の性反応』

男性の性反応は、性的に興奮すると陰茎海綿体に血液が流れ込み勃起という現象が起きる。そして、平坦期を迎え、女性側の反応を待つ。その間、陰茎の充実は増して、陰茎亀頭は変色してくる。これは静脈性の血行不全によるもので赤紫色となる。陰茎には1対の陰茎海綿体が尿道を挟んで、そのなかにおびただしい血液が流れ込んで充満する。この海綿体を取り巻く縦横に交差した繊維でできた白膜は伸展性に乏しいために海綿体から抜け出ている静脈管は圧迫されて静脈血が抜け出る場を失ってしまうのだ。海綿体中の血液の密度は高まり硬度が増してくるのである。2本の陰茎海綿体の間にあって尿道を取り囲むようにして亀頭まで至る尿道海綿体の中にも同じように血液は流入して膨張はする。しかし、静脈血の流出を妨げるような機構は存在しないため、硬度は増すことなく弾性を保っている。腟内でのスラスト運動の妨げにならないようクッション的な機能を与えている。また、他の哺乳動物にはなく、人の陰茎にのみある亀頭冠は、これも精子戦争では重要な役割を持っているのだ。これは腟内にある不要物、その中には他の男性の精液も混じっていることもあろう。陰茎を深く腟内に押し入れることにより、腟奥にある不要物を亀頭冠の後ろに押し回して、陰茎を引くときに腟外に掃きだすという機能を持っているとベーカーは語っている。

このようにして、局所からの刺激により興奮が極度に増してくると射精中枢にスパイク状の刺激を受ける。すると精巣上体尾部に蓄えられている精子は、精管の蠕動運動により精管膨大部に運ばれる。と同時に前立腺液と精嚢腺液とが混合されエミッションという現象が起きる。内尿道括約筋は閉塞し、膀胱内への逆流を防ぐとともに、外尿道括約筋の弛緩と球海綿体筋や坐骨海綿体筋および尿道括約筋の律動的収縮で精液は外尿道口より射出される。この陰茎からの精液射出は0.8秒の間隔で3-4回繰り返される。この時に得られる極致感が男性のオーガスムである。

『女性の性反応』

一方、女性の性反応はより多彩で巧緻に焚けている。性的に興奮してくると男性と同様に陰核(クリトリス)が勃起してくる。大陰唇は薄くなり外側に突出し、小陰唇は充血を増し厚みを帯び、鮮やかなピンク色に変色してくる。バルトリン腺からの分泌物とともに腟壁からの腟潤滑液が発汗現象のように増してくる。腟壁全体を取り巻く静脈叢からのムコイド(類粘液質)と呼ばれる濾出液で腟全体を覆い尽くす。そして腟下方1/3ほどの個所でオーガスム隆起が起き、腟後方は拡張してくる。いわゆる腟が絞まるという現象で、肛門括約筋の律動的収縮により0.8秒の間隔でオーガスム隆起は5-10回反復して収縮が繰り返される。と同時に子宮は小骨盤から大骨盤に上昇し腟腔奥にテント形成をもたらし、後腟円蓋部は大きく膨らみ、精液プールの広がりをみせる。腟入り口の3分の1ほどの個所での腟括約筋はリズミカルな収縮運動を始める。

子宮は腟と直角のような位置となり子宮頸部が腟内へ降りたり、あがったりして、その繰り返しで精液プールを混ぜ合わせるような動きとなる。これをテンティングと呼んでいる。このオーガスムに絡んだ現象は、効率よく精子を子宮内に運び込むのに重要な働きをしているのである。この反応は女性によっては幾度も繰り返されることもある。

『女性のオーガスム』

腟内に射出された精液は後腟円蓋部にプールされる。これを精液プールと呼んでいる。一度、精液は凝集現象を起こす。腟内の酸性度の低い環境から守るためでもある。やがて、子宮頸管腺から分泌される頸管粘液に混ぜられ融けて、子宮内に吸い込まれて行く。また、セックスで女性が得られるオーガスムによってもその環境は変ってくる。それは子宮内に受け入れる精子を選択し調整することなのかもしれない。

その変化とは、腟内に射出される精液の最初の部分は、古くなって年老いた精子が多く、ブロッカーと呼ばれるものである。その後に、キラーやエッグゲッター精子が続く。精液プールの上層に位置し、下層はブロッカーで占めることになる。さらに運動性の良い精子は次々と表層に泳ぎあがってくる。スイムアップという現象だ。

女性が体得するオーガスムはその頸管粘液が増量する分泌物に拍車を掛け、そして腟の奥深くにできた精液プールに頸管は首を突っ込むようにして掻き混ぜ新しい精子を吸い上げるためにテンティングという現象が起きる。もし、頸管腺に留まっている古い精子などがいれば、新しい精子の通り道にへばりついていて、子宮内進入の邪魔者ともなろう。ブロッカーといわれる所以ともいえよう。もし、精液プールに精子がきていなかったら、テンティングは空回り、頸管にへばりついていた古い精子は腟内に押し出されたり吸い込まれたりしてしまうことになる。女性がオーガスムに達する時には、先に射精されて精液プールができていなければ、オーガスムの働きは徒労に終わってしまうことになる。

『女性にとってオーガスムとは』

はたして、女性にとってオーガスムは、子孫繁栄に関係のないものなのだろうか?素朴な疑問がわいてくる。ベーカーらは面白い試みを行っている。それは、何組かのボランティアのカップルを募り、コンドームを付けてのセックス、そしてそれを回収して、コンドーム内の精子の数を計測する。次に、コンドームなしのセックス、その後に、みられるフローバック、これは腟内に放たれた精液がセックスの後に腟外に漏れ出でる現象だ。これを回収してもらい。その中の精子の数を計測する。そして、そのセックスのあり方について詳細に聞き取る。無論、オーガスムを得たか否かを聞くまでもない。さらには、そのオーガスムが、射精前に得たものか、射精後なのかを聞いている。かなり大変な作業といえよう。しかし、精子の計測は行われ、ばらつきはあるものの、ある計算指数を使えば傾向が見られてくるという。その彼らの試みに、実に驚くべき真実が隠されていたのだ。

腟内に射出された精液が、フローバックとして腟外にあふれ出る現象は、概ね1分から45分の間に起きるという。平均すると30分以内にフローバックが起きるという。しかも時間差によってフローバック中の精子の数は大きく変わることはないのである。射出された精液のおよそ65%はフローバックとして、腟外に濾出する。残存する精子の数は35%程度なのだ。ここで重要なことは、その中で子宮内に取り込まれる精子の数は、オーガスムを得たか、得なかったかによって異なっていることだ。しかも、そのオーガスムが射精前なのか、後なのかの違いである。

射精を起点として女性が得たクライマックスのオーガスムが射精前だったのか、後に得ていたのかを示している。射精直前の1分前が最も多いようだ。全体として8割近くが射精前に達していることが示されている。

このようにして、女性のおおかたは、そのセックスの最後にえるオーガスムは、射精前に得ていることが多いとベーカーらは指摘している。射精後に得ることは少ないようだ。しかし、フローバックから得られた情報からみると射精前と射精後での精子残存率は大きく異なっている。射精と同時か射精後のほうが多いのである。

ベーカーらは、フローバックから得られた情報を元に精子数を数えていくと、腟内に残されている精子の数は射精前では少なく、5分以上前では射精後の半分にも満たないという一定の傾向を得たのである。この違いは、なにを意味しているのだろうか?精子を受け入れる女性のしたたかなたくらみが、この中にも秘められていると言えるのであろう。

そこで、女性がマスターベーションを男性同様に、セックスの営みの前に行なってオーガスムを感じ取っているとしたら、どうなるのだろうか?後腟円蓋部には精液プールを作るかのように大きく膨らみ、子宮腟部はテンティングと呼ばれるリズミカルな上下運動を行なう。そして、頸管腺からの粘液も大量に放出される。例え、精子の貯蔵庫ともいわれる頸管腺に古い精子が存在していたなら、締め出されて排出されてしまうのだ。すなわち、次のセックスに備えて、精子の貯蔵庫を空にしできる限り多くの新しい精子を呼び込むことが可能となってくる。

ベリスらが行なったイギリス女性の3,679名の調査(1989)では、性交以外でのオーガスム体得の頻度をマスターベーションによって得られたのが52%、男性によるが44%、夢のなかで3%、他の女性1%とある。また、性交時のオーガスムの調査も行なっている。射精の前なのか、同時なのか、それとも射精後なのかである。それによると、射精前が55%、同時26%、射精後19%とある。これは、前述したごとく、女性が射出された精子を子宮内に取り込む量に大きく拘わっている。大半は、精子の取り込み率の良くない、射精前のオーガスムが多いことが示されている。

ロビン・ベイカー著、秋川百合(あきかわ・ゆり)訳:「精子戦争 -性行動の謎を解く-」

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